【日本語で解説】ゲームROMダンパーのCartreader V5を作ってみた①
この記事ではCartreader V5の作り方について、わかりやすく紹介させていただきます。
Cartrederの作り方 パーツ編
基盤(PCB)
基盤の図面データがCartreder作成者のsanni氏より公開されています。
まずはそのデータを下記のリンクからダウンロードします。
画像にあるように”Download”ボタンから取得できます。
・下段基盤データ
https://github.com/sanni/cartreader/blob/master/hardware/main_pcb_hw5/main_pcb_hw5_gerber.zip
★スーファミSA1チップ用基盤データ
https://github.com/sanni/cartreader/blob/master/hardware/cic_adapter/PIC_adapter_gerber.zip
次にデータを実際の基盤として作成するのですが、JLCPCBという海外サイトで作ると安いです。
日本国内でも探しましたが、値段が3倍以上でした。。。
英語ですが特に難しいことはないので真似して注文してみてください。
土台
基盤を支える土台はなくても動作しますが、せっかくなら作りましょう!
基盤と同様に公開されている3Dプリントのデータを使います。
JLCPCBが3Dプリントも対応しているので、一緒に注文しました。
モジュール類
・Mega2560Pro ×1
・SI5351 クロックジェネレーター ×1
・MKS MINI12864 V3 LCD ×1
ピン類
・オスピン 20mm 1×40pin (長さと列を選択) ×1
・オスピン,メスピンセット ×1
カートリッジスロット
必要なスロットだけ揃えましょう。
個人的にはGB/GBA, SUPER FAMICON, N64, FAMICONがあれば十分かなと。
・GB/GBA
・SUPER FAMICON (足がないTYPE B)
・N64
・FAMICON (Straight Pin 2×30)
・NES
・MEGA DRIVE (Straight Pin 2×32)
・MASTER SYSTEM (Straight Pin 2×25)
ネジ類
※( )内は必要個数。ネジ類はバラ売りしていないため、1セット買えば問題なし。
・スクリュー① M2 10mm (8)
・スクリュー② M2 6mm (4)
・ローレットナット M2/OD3.5mm/Length3mm (4)
・ワッシャー M2×5×1mm Black または White (32)
・スペーサー M2 18mm (8)
個人的には下の黒がお気に入りなのですが、1箇所だけ上の
スペーサーを使わないと入らないです。
その他
・IDC ヘッダケーブル FC-10P ×1
・PCB IDCソケットボックスヘッダ 2×5 10P ×1
・スライドスイッチ ×1
・N64 コントローラー延長ケーブル ×1
・SDカード (32GBあれば十分かと) ×1
・LEDダイオード 3mm (お好きな色で。5mmと間違えないように。) ×1
・抵抗 1kΩと220Ω (1kと220Rをそれぞれ) ×1
・470uF 16V アルミ電解コンデンサ ×1
・シリコンラバーバンパー 8x2mm ×1
・ジャンパー線 (“male to female wire”かつ”10cm”を選択) ×1
SA1チップ用
・100nF セラミックコンデンサ ×1
●MICROCHIP PIC12F629-I/P
ICチップなんですがプログラムを書き込む必要があります。
方法として、
①書き込んでもらった状態で購入する
②チップを購入して自分で書き込む
があって両方試してみたんですがプログラムを自分で書き込むのが
難しくて心折れ掛けましたw
①が楽でしたのでそちらを紹介します。
・チップ PIC12F629-I/P ×1
・書き込みサービス ×1
Cartrederの作り方 ツール編
・はんだごて
最初はAmazonで最安の2000円弱で買えるものを使ったんですが
その日のうちに中がショートして壊れました😭
今はgootという日本製を使っています。
・はんだごて台
・はんだ
・ピンセット
・ニッパー
・ドライバー
・やすり
・プライヤー(万力でもトンカチでもオッケー)
Cartrederの作り方 組立て前編
Cartrederの作り方 組立て後編
Cartrederの作り方 snesCIC編